殺害された後藤健二さんが私達に本当に伝えたかったこと。「あさイチ」柳澤キャスターのコメントを添えて。
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「イスラム国」に殺害された後藤健二さん。今、日本の世論も「テロ対策」や「安部首相の判断は正しかったか」「自己責任」などに焦点が当たりがちですが、後藤さんが伝えたかったこと、それは戦争に巻き込まれた弱い立場の人々が辛い思いをしている現実です。2015年2月2日のNHKの「あさイチ」の放送で、解説者の柳澤秀夫氏は、このようにコメントしました。「冒頭なんですけど、すみません。昨日から今日にかけて大きいニュースになってきた後藤健二さんなんですけど、
ちょっと、あえて、冒頭で、一言だけ・・・。
僕も後藤さんとはおつきあいがあったものですから、一番、いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているんだけど、ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことというのは、後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということ。
戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。
それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。
われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。
それが後藤さんが一番、望んでいることじゃないか。そう思ったものですから、冒頭なんですけど、ちょっとお話をさせてもらいました。」参考記事
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