「画期的!」障がいなどで片手が使えなくてもボタンが留められる、作業療法士の発明品が話題に!
日ごろ暮らしていると、当たり前すぎて忘れていませんか?世の中には、「当たり前」にできていることが難しい人もいるんです。カッターシャツのカフスボタン、誰もが自分一人で止められるわけではないんです。そんな悩みを解決するべく動いた人の発明品がTwitter上で話題になっています。
一般の方にも知って頂きたい事。障がい等で片手が使えない場合、動き易い手側の袖のカフスボタンがとめれません。これが理由で仕事でシャツを着るのを諦めた当事者さんも多くおられます。そこで作業療法士の友人が片手でできる道具を考えました。試作段階で無骨ですが、必要な方に届いて欲しいです。 pic.twitter.com/BRyRnYirOb
— 竹林 崇@脳卒中リハの専門家, 作業療法士, PhD(医学) (@takshi_77) February 13, 2022
縦長のプラスチックの板のようなものに、針金で形どられた棒のようなものがついた不思議な製品があります。実はこれは、障害等で片手が使えない場合にも、一人でシャツのカフスボタンが留められるように設計されているんです。
使い方は簡単。ボタン穴に針金を通し、ボタンに針金の穴を引っ掛けます。そこから装置を引き戻すと、ボタン穴を通って、ボタンが留められる仕組みです。
実は世の中にはシャツのボタンが留められないことを理由に、シャツの着衣自体を諦めざるを得ない人もいます。その状況を改善しようと、投稿者さんの友人である作業療法士さんが発明したそうです。
動画には、「すごくいい!」「当たり前すぎて気づかなかった」「商品化してほしい」「もっと知られるべき」「目から鱗」「ボタン外すこともできるのかな?」などとコメントが寄せられていました。
日ごろ忙しく生きていると、「自分にとっての当たり前が当たり前とは限らない」という当たり前のことさえ忘れて過ごしてしまいがちです。一から商品を生み出すことはできなくても、誰かが開発した、誰かのためになる商品をネットでシェアすることはできます。
この製品が、シャツが着れなくて日ごろ困っている人たちみんなの元に届くくらい普及してくれることを願うばかりです。
-
ボタン留め具は昔からあるけど、
こういう感じで台に器具をくっつけたのはなかったのか。 -
現場から出たアイディアは素晴らしい