【お詫びと訂正】赤道上での「渦巻き実験」インチキと判明。その理由とトリックの解説
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解説は2分37秒からどうぞ。昨日(2016/10/25)弊サイトで投稿した「赤道直下で水を排出すると渦巻きが起こらない」という実験動画ですが、「この規模でここまでコリオリの力が作用するわけがない」「小銭稼ぎの観光地商売」「コリオリの力は地球規模では強く作用します。しかし、10メートル動いた程度でこれほど影響があるはずがない」という旨のコメントを多くいただき、情報を精査したところ、観光客相手のインチキであることがわかりました。
昨日紹介した動画では、最初はあらかじめ水が入った状態で栓が抜かれます。そうすると渦が出来る前に水が流れ出てしまいます。次に移動して水をバケツから勢いよく入れていますが、これがトリックのミソで、この時点でうまく渦が出来るように水を入れることで渦の向きを決定しています。コリオリ力よりも、排水口の形や水の揺らぎの方が多大な影響を与えます。赤道上ではコリオリの力が弱いため、渦の向きがさまざまな条件で変わりやすいようです。
以上、今後情報を精査し、同じような間違いが起こらないよう精進させていただきます。今後とも引き続き9ポストをよろしくお願い申し上げます。
9ポスト編集部
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